技能五輪全国大会〜多く使われるヤスリは?〜
技能五輪全国大会(技能五輪)とは、青年技能者の技能レベルの日本一を競う技能競技大会です。技能五輪の目的は、おもにみっつです(中央職業能力開発協会のホームページにあった内容を、本サイト流にまとめております)。
- 技能尊重の機運の醸成
- 大会は「国体」のように、日本全国各地が毎年選ばれます。技能五輪の開催地域の若者に、優れた技能を眼前するチャンスとなり、技能の重要性、必要性を感じて貰い「技」への敬意と情熱を育みます。
- 努力目標の提示
- 次世代を担う「青年技術者」に、日々の現場仕事と違った目標を与えることで、日頃取り組んでいる技能への再発見や、新技能への挑戦を期待しています。
- 国際大会への派遣選手選考会
- 全国大会は、原則として毎年11月に開催されますが、国際大会(国際職業訓練競技大会)が開催される前の年の大会は、国際大会への派遣選手選考会をかねています。国際大会は2年に1度開かれ、2011年はイギリスのロンドン、2013年はドイツのライプツィヒでの開催が予定されています。
技能五輪で使われるヤスリ
技能五輪において「ヤスリ」が大活躍する競技の一例です。- 機械組立て
- 競技のひとつ、機械組立ては与えられた図面のとおりにヤスリ使って仕上げます。ミクロン単位仕上げが要求され、ヤスリの出来不出来、相性が影響します。
- 抜き型
- 課題の金型素材に対し,フライス盤等の工作機械で加工をし,ヤスリを用いて仕上げします。
- 精密機器組立て
- 精密旋盤,精密フライス盤,平面研削盤を使い、最後はヤスリによって約20個の部品を7時間30分で加工し,組立,調整する競技です。
上記の他にも仕上げや微調整にヤスリが大活躍します。

技能五輪前に購入されるヤスリ
技能五輪直前になると、当サイトでも多くのヤスリをご購入いただきます。ヤスリの良し悪しは職人の「感覚」に左右される(もちろん、粗悪品は除いて)もので、かならず「これ」というものはないのですが、バローベやニコルソンといった海外メーカーのヤスリを好む傾向があります。
国内メーカーでヤスリの老舗「ツボサン」から、「検定メダリストセット」というセットが発売されています。

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